アジュール刺しゅうのステッチを使ってクリスマス準備
白糸刺しゅう
2023.10.14
布から織り糸を抜かずに透かし模様を作る技法、アジュール刺しゅう(プルスレッド刺しゅう)を使ってクリスマスツリーもどきを作りました🎄
日本だとアジュール刺しゅうと呼ばれることが多いですが、プルスレ刺しゅうとアジュール刺しゅうは同じものになります。アジュールはフランス語、プルスレは英語。この刺しゅうは結構古くから存在していて、もともとはレースの代わりとして発案された技法です。面白いですよね〜!
レースは細い糸で編んでいくので時間がかかる。だったら布で同じようなものが作れないのか?ということで誕生したのがプルスレです。私はプルスレって呼ぶことが多いので、この記事の中ではプルスレと呼ばせていただきます〜。
プルスレの良いところ。それはやっぱり布から糸を抜かないから間違えて糸を切ってしまうこともないし、そもそも下準備などが不要ですぐにステッチが刺せるところでしょうか。このツリーも抱えている仕事が煮詰まってしまい、気分転換に作ってみたものです。
プルスレってサテンステッチだけでもかわいい模様が作れます。1列おきにサテンステッチをするだけでも十分模様になる。サテンステッチとフォーサイドステッチを交互に刺すだけでも、ほんっとに様になるんです。
写真をご覧いただくとわかるように、ステッチ1つ1つには目がいかなくて、なんとなくレースっぽい透かし模様のものっていう感じなので、ステッチの数が少なくても全然OK!フォーサイドステッチも一本おきに刺したり変化版を入れると全然違う模様が浮き出てきて楽しいです。
1日半くらいでちゃちゃっと作ったので、改善の余地はありまくりですが、正方形のピンクッションみたいなものをサイズ違いで作って重ねただけ。四隅におうちにあったビーズをつけてみまた。
ハロウィンもまだなのですが、早速自室に飾って楽しんでいます。Le KlintのLEDのキャンドルライトもかわいいでしょ?充電すれば2週間はつけっぱなしでもOKなので、ズボラな私にはぴったり。
クリスマスやハロウィンは子供がいるとどうしても幼稚な感じになってしまいがちですが、白糸刺しゅうだとモダンでお・と・なな雰囲気に仕上がるので、自分の部屋に飾って楽しんでいます。
作り方はご紹介するまでもないのですが、正方形の四角に刺しゅうをして縫い合わせて、中に綿をいれただけです。3個だと鏡餅っぽくなってしまったので5個にしました。複数の何かを組み合わせるときは偶数よりも奇数のほうがバランスがよくなるので、奇数がおすすめです。
簡単なので、クリスマスの前に作ってみてくださいね!
プルスレは2つ動画講座をご用意しています。刺してみたいなって方はぜひ下の2つの記事も併せてご覧くださいませ。難しいステッチはあまりなくて、図案のとおりに刺せばよいので難易度は低めですよ!図案だと針の動かし方がわかりにくいので、動画講座で習うとすごーく簡単に感じると思います。
ちなみに、私もこのクリスマスツリーを作るとき、プルスレのステッチを忘れてしまって自分の動画講座を見返しました。何度も刺したことがある私でも、図案だけみてもやはり刺せない…動画でさわりだけみたら「あ、そーだった、そーだった」とすぐに思い出せました。
アジュール刺しゅう、プルスレ刺しゅうの図案だけ見てわからない〜と思っている方がいたら、動画で習ってみてほしいです。一時停止してメモをしたり、同じ箇所を何度も見れるのですごい便利です。
日本だとアジュール刺しゅうの本はたぶんこれしかないです。でも図案しか載っていなくて「うっ…」ってなると思います。アマゾンでサンプル画像が見れるので見てみてくださいね。
プルスレ刺しゅうを初めて刺す方は、まずはミニサンプラー講座からスタートがおすすめです。ここで習うステッチ(フォーサイドステッチ、サテンステッチ、アジュールのクロスステッチ)だけでも、かなりのバリエーションの模様が作れます。
フォーサイドステッチやクロスステッチは刺せるのよ、って方は、大きなクロスを作る本講座がおすすめです。15種類以上の模様が作れるようになります。図案でみると複雑なステッチも学びます。面白いくらい動画だと簡単。40cm以上のクロスを作るのですが、初心者の人でもあっという間に完成させてしまった方が多いです🎵
ボイシーでもプルスレ刺しゅうの歴史についてお話していますので、ご興味のある方はこちらも併せて聞いてみてくださいね。